Copyright©2005-2019 Tsutomu Nakano

中野 勉

Tsutomu (Tom) Nakano, Ph.D.

青山学院大学専門職大学院国際マネジメント研究科
グローバル・マネジメント・企業戦略・組織論担当教授
    
米国コロンビア大学組織イノベーションセンター
エクスターナル・ファカルティ・アフィリエイト
External Faculty Affliate, Center on Organizational Innovation
Columbia University, New York



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March 7, 2019部分的にアップデートしました

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最近のイベント
『一橋ビジネスレビュー』 2017年Autumn「マイルス・デイヴィスは現れるか―オーディオ市場におけるプラグマティックな価値評価」を寄稿しました。ヨーロッパを中心に広がる実践的に市場価値を考えるフレームワークを高級オーディオ機器の価値の実証分析の応用したものです。アクターとオブジェクトのインタラクションに価値があると考える performative turn の視点からの音を聴くための機器の初めての分析です

セミナー・シリーズ

『つながる時代の組織とマネジメント』

(Seminar on Management and Organization in the Age of Links and Ties)

対象者: ABS在校生、ABS修了生、組織研究者、学術研究に興味のある実務家など不定期に開催(ゲストにより英語での開催となることがあります)
会場:ABS教室

20世紀末にアメリカ社会学を中心に体系化された組織論は、社会の情報化の進展により新たなパラダイムを必要としている。「つながる時代」に移行した現在、企業の中と外の境界は極めてあいまいになり、従業員が持つグローバルな人やモノのネットワークが、ソーシャル・イノベーションを作り出す。テレワークやコワーキング・スペースの活用など、人々の働き方が大きく変わりつつある中で従業員のエンゲージメントは重要となる。高品質の商品や価格情報があふれ、企業のCSRへの取り組みが求められる市場では、取引の主導権は生産者から「スマートな消費者」に移った。O2Oのプラットフォームの重要性が増す中で、顧客との共創 (co-creation) が新たなサービスを作り出す。IoTの活用により消費者がオブジェクトに関与することで、デザイン・生産・配送・消費が同時進行のループで進化し続けることとなり、有機的かつアジャイルな組織戦略は重要である。SNSの時代において、顧客・従業員・株主などのステークホルダー志向の組織への転換はいかになされるべきか。どのように文化的な価値を生み出す組織をデザインするのか。どのように組織を組み立て、知識を戦略的に組織化し、企業文化を醸成するのか。このセミナー・シリーズでは、経営者、実務家、組織研究者などを招き、先進事例や広義の組織研究についての講演や参加者とのインタラクティブなディスカッションを行うことで、現代の企業が組織として直面する様々な課題への解決策を探ることを目的とする

書籍のご案内 
『ソーシャル・ネットワークとイノベーション戦略』 (2017,有斐閣) は前著『ソーシャル。ネットワークと組織のダイナミクス―共感のマネジメント』(2011, 有斐閣)の姉妹編です。ーシャル・ネットワーク、企業の組織内の人間関係、集団のコミュニケーションからイノベーションを考える統合的な組織マネジメントの」フレームワークを提案しています
『Japanese Management in Evolution: New Directions, Breaks, and Emerging Practices』(Routledge 2017) は、多くの第一線の研究者に執筆をお願いし、製造業から、ファミリー・ビジネス、サービス、クリエイティブ・インダストリー、ベンチャーまで、将来の日本に重要となるであろう産業の過去からの変化を追いながら、日本企業のビジネスやマネジメントがどのように進化しているのかを描き出そうというプロジェクトです。編著者としてまとめたものです